花粉症の「舌下免疫療法」を始めてみた　（随時経過更新）

 5年ほど前に花粉症の症状が出始め、年々悪化してきました。

花粉症の薬を使っても、一時的に緩和するだけで「治ることは絶対にない」という事なので、根治可能性のある「舌下免疫療法」を始めてみました。

最低2,3年は治療を続ける必要があるとのことで、経過を残しておこうと思います。

※2021年3月16日更新※

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❚ 症状

毎年「1月初旬」頃から症状が出始めます。

これは比較的早いそうです。

朝起きると、目がシュバシュバ（表現が難しい）と痒い感じになると「花粉が飛んでるな」とわかるようになります。

あと、軽度な頭痛で「風邪かな？」と思った時、大体が花粉症が始まった合図であることが多いです。

2月下旬から3月にかけてが症状が最も酷くなり、ゴールデンウィークを超えたころに、いつの間にか症状がなくなっています。

❚ 舌下免疫療法

スギ花粉のアレルギーであることが判定された場合、自分の体に「スギ花粉」の成分を断続的に取り入れて、長期間かけて免疫を付けてゆく、という療法だそうです。時間はかかりますが、根治率が非常に高く、私の通っている病院では「80%以上」と説明を受けました。

❚ 診療

舌下免疫療法は「スギ花粉」が飛んでない時期に治療を開始する必要があるそうです。なので「6月頃～12月初旬頃」までに診療を受けなければなりません。私は、ギリギリ「12月10日頃」に初診＆検査をして、ギリギリ年内に治療を開始できました。余裕をもって初診をしたほうがよいです。

❚ 初診

まずは「血液検査」でアレルギー判定を行います。1本分の採血をして「スギ花粉」のアレルギーが陽性か否かを判定します。採決後「3日後」には結果が分かります。ちなみに、スギ花粉以外に、「ヒノキ」「猫」「ソバ」など数十項目のアレルギー有無もわかります。

❚ 判定

舌下免疫療法は「スギ花粉」で要請である場合にのみ治療が開始できます。さらに、アレルギーのレベルが、私の病院では「クラス2以上」である場合が陽性で、それ以下の場合は陰性か疑陽性になり治療が受けられません。私の場合「1.03」という数値で、クラス2の基準である「0.50～1.80」の範囲内でしたので「陽性」となりました。ただ、重症度は低いそうです。毎年相当キツイのに、そうでもなかった模様です。

❚ 治療開始

血液検査で「陽性」と判明すると、2回目の通院となります。ここで、舌下免疫療法の細かい説明を受けます。副作用やリスクなどの説明と、実際に服用する薬の飲み方を指導されます。そして、初回の服用はその場で行います。

❚ 治療薬

私は「シダキュア 2000」という処方されました。1日1回1錠です。舌の下（舌下）に薬を入れて、1分くらい唾をのまずに溶かします。1分経過したら飲み込みます。その後5分くらいな飲食は禁止。服用の前後2時間くらいは「激しい運動」や「入浴」はできません。これを「1週間」まずは継続して、副作用などの状況を確認します。

❚ 本格治療開始

1週間後、通院して経過を確認します。すぐに効果はでないので「服作用」の有無を確認する程度で、大きな問題が無ければ「シダキュア 5000」という、少し強い薬に切り替えます。用法容量は同じ。この回から「1か月分」が処方され、以降は1か月に1回、処方時に診療してもらいます。

❚ 治療費

血液検査（初診）：6,000円程

2回目診療（服用開始）：590円（診察） / 2,020円（薬代）

3回目診療（本格開始）：590円（診察） / 2,020円（薬代）

※年間合計想定：37,320円

❚ 健康保険の適用有無

適用されます。

初回の血液検査は「地味に高いな」と思いましたが、その後の薬代はそれほど高く感じません。

❚ 経過①（治療開始初日）

2回目の診療で初めて服用しましたが、直後も数時間後も大きな影響はなし。

薬もすぐに溶けて飲みづらくもありません。

❚ 経過②（治療開始後1か月）

副作用などは特に発生せず。

花粉症対策の薬ではないので眠くなることもなし。

❚ 経過③（治療開始後2か月）

引き続き副作用などはなし。

普段は敏感に花粉症を感じて辛くなる時期だが、さほど辛くない。（2月下旬）

担当医からは「たぶん、短期間だけで効き始めてる」と言われる。

❚ 経過④（治療開始後3か月）

副作用なし。

花粉のハイシーズンで例年は極めて辛い時期だが、症状は殆どなし。

やはり、3か月とはいえ薬が効いている実感あり。

❚ 副作用

初めての服用後：特に変化なし

数か月の経過後：特に変化なし

❚ 通院した病院

神奈川県鎌倉市にある「信愛クリニック」さんで受診しました。

説明も丁寧で、なんと言っても細い針で血液検査するので、ほぼ痛みなし。

他の病院は「年末ギリギリなので対応できません」と言われたのですがスムーズに対応して頂けました。

❚ 花粉症対策の薬併用

私は普段「アレグラ」を1日2回飲んでおり、

その他では「点鼻薬：エリザス」と「点眼薬：アレジオンLX」を処方されてました。

併用は良いと言われてますが、2月下旬の時点で使わずに堪えられている状態です。

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思ったより簡単に治療は開始できるようになりました。

以降、経過を残して行きます。