実際に「HSP」(Highly Sensitive Person)の方が書かれた本。
私自身が、限りなくHSPに近いので「共感」を得たいことと、思春期で対人関係に酷く悩んでいる中学生の息子に薦めるべきかを確認するために読了しました。
結果、子供に薦めるのは控えることにしました。
自分とては「半分くらい」は共感できることがありましたものの、ある程度は自分の意思が強い大人でないと実践できない改善策が多いので、子供に読ませるのは難しいと同時にリスクを感じました。
例えば、相談を「断れない」というHSPに多い特性に関しては「断る練習をする」ということで、確かに大人ですとその割り切りをすべきだと思いますが、中学生の友達とのコミュニケ―ションは、それが命取りに成りかねません。
あと、自分の思っていることを伝える術として「SNS」の利用を推奨していましたが、SNSでの発言に「逃げる」という解決法が子供に最適かはわからず、またSNS上での炎上が自分に帰ってくるリスクも大きいと思いました。
HSPが「5人に1人」くらいはいるそうで、そういう人はどんな人なのか、ということを理解するのには、とても読みやすい書籍だと思います。読み進めていると、HSPなんだろうな、と思っていた自分が、大人になって自然に対処できていることも把握できたで、少しポジティブになることもできました。
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「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本
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